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de-celloさんのブログ

日本のデュ・プレ!?マルモ・ササキを聴きました

作成者:de-cello 作成日:火, 04/24/2012 - 00:08

マルモ・ササキという女流チェリストの演奏を聴きました。
聴いたのは、都内の某銀行ロビーでのリサイタルで、曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲第三番とオペラからの名旋律などです。
バッハは、これまで聴いたことのないほどの歌心にあふれた演奏でした。特に後半のサラバンドは遅めのテンポでゆったりと歌い、有名なブーレでは思い切った装飾音を取り入れるなどユニークな解釈でした。
そしてオペラからはロッシーニ「フィガロ(セビリャの理髪師)」のアレンジ、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」など。平井康三郎「さくらさくら」で締めました。いずれも確かな技術に支えられてはいますが、それよりも「歌」を前面に出した大胆かつ見事な演奏です。その「歌」も、か細い楚々とした歌い口ではなく、強靭なカンタービレによる朗々たる歌いっぷりです。
この人は、イタリアで育ち、ドイツの歌劇場(ベルリン・シュターツカペレ)などで演奏経験を積んできました。そうした欧州での生活や演奏活動が、演奏にも色濃く反映されていると感じました。日本人のチェリストでも最近は優秀な若手や優れた女流が輩出されていますが、日本で育ち、日本でチェロを勉強してきた人たちの、ある意味で優等生的な演奏とは明らかに一線を画すものがササキの演奏にはあります。

「田園」41種聴きました

作成者:de-cello 作成日:木, 03/29/2012 - 23:47

 第56回定期演奏会の練習も追い込みの時期に入っていますが、メーン曲目「田園」のレコード、CD等を我が家で探したところ、41種ありました。1月からほぼ2か月半かけて、ようやく全て聴きおえました。
聴いた順番は、オーケストラの国別です。オーストリア、ドイツ、オランダ、フランス、英国、米国、日本といった順番です。そこで国別に感想と個人的評価をまとめました。特記の無いのはCD。なお、イッセルシュテット、ベーム(71年)、ケンペ(全集と単独の2種)、クーベリック(59年、73年)、クレンペラー、ワルターについてはLPでも持っており、演奏別では33種となると思われます。一応すべての演奏を改めて聴きなおしましたが、CDとの音質比較のために聴いたLPの中には、全曲聴いていないものもあります。
<オーストリア>すべてウイーン・フィル

「20世紀の十大ピアニスト」

作成者:de-cello 作成日:日, 02/05/2012 - 23:51

「20世紀の十大ピアニスト」(中川右介著)という本を読みました。ラフマニノフ、コルトー、シュナーベル、バックハウス、ルービンシュタイン、アラウ、ホロヴィッツ、ショスタコーヴィチ、リヒテル、グールドという10人の生涯を描いています。
いきなりクレームをつけるようですが、このピアニストの人選に疑問を持つ人は少なくないのではないでしょうか。ショスタコーヴィチがピアノの名手だったことは知られていますが、ピアニストとしての実績や影響力から判断すればゼルキンかケンプを入れるべきでしょう。選考基準に「人生がドラマチックである」(筆者)ことを優先した結果ですが、それがピアノの演奏能力に結びつくとは思えないし、もし話の面白さをあくまで追求したいなら、タイトルはせめて「20世紀の名ピアニストたち」とすべきでしょう。
それはともかく、この本は名ピアニストたちの評伝としては非常に読み応えがあります。なかでもラフマニノフ、ホロヴィッツ、ルービンシュタインの3人については、それぞれの生涯が波乱に満ちているうえに、様々な局面で互いに影響しあうことで、思いがけないドラマが展開します。

「チェリスト、青木十良」に感銘

作成者:de-cello 作成日:金, 01/20/2012 - 23:50

96歳の現役チェリスト、青木十良さんのこれまでの人生を描いた「チェリスト、青木十良」という本を読みました。
青木さんは10年ほど前からバッハの無伴奏チェロ組曲の録音に取り組み、これまでに「6番」「5番」「4番」の順でCDをリリースし、いずれも評判になりました。
私は昨年発売された「4番」を聴きました。最近流行の軽く弾き飛ばすような演奏とは対照的に、ゆっくりとした足取りで一音一音を噛み締めるように、弾き進めていきます。青木さんのチェロ人生もこの演奏と同様に、一歩一歩着実に進めていき、現在の境地に達したのだと思いました。
青木さんは名古屋の裕福な貿易商の家で10番目の子として生まれ、ラジオや音響に興味を持って成長、15歳でチェロを習います。諸事情から中学を中退してプロの道を歩み始め、山田耕筰や近衛秀麿らの知遇を得ながらオーケストラや弦楽四重奏団で活躍していきます。ソロ活動は昭和31年から。最初の頃のお弟子さんに鶴勝さんがいらっしゃいます。また長いこと天皇陛下にも教えています。
最後に、この本を読んで、いくつか印象に残った語録を挙げます。
・「人生は道草。人のことは気にせず、今いちばんやりたいことをやる」
・「人生、50、60は勉強、70で花が開く」

「第九」で遊びましょう!今週土曜限り!一般の方も!

作成者:de-cello 作成日:月, 12/19/2011 - 23:35

ベートーヴェンの交響曲「第九」で遊ぶ?
不謹慎な!
と思った方、飛ばしてください。
浜管は年内最後の24日の練習で、特別に「第九」を取り上げます。
第九の演奏会を予定しているわけではありません。
まあ、オーケストラ版の忘年会みたいなものです。
いろいろあった今年。総括する意味で第九をぶっつけで演奏してみるのも意味があるのでは。
そういえば今年の漢字は「絆」だとか。ぴったりの曲ではありませんか。
せっかくのお祭りですから、団員だけではもったいない。一般の方にも是非参加してもらいたいのです。
同じ◎◎なら演奏しなきゃ、ソン…というわけです。
第九をやった方はもちろん、初めてという方も大歓迎です。特に弦楽器の方。
あくまで一回限りのお遊び企画です。どうぞ楽器を抱えて、24日午後6時、本郷台の栄区公会堂までお越しください!
お問い合わせは当ホームページへ!

ライスターの至芸を堪能

作成者:de-cello 作成日:月, 11/28/2011 - 23:02

タイトルを見て、「いよいよ非チェロ族のブログが始まった」と思った方、残念でした。このところのクラリネットとのご縁の延長で、今日、カール・ライスターのリサイタルに行ってきました(日経ホール)。実は何気にチケットを買ってあまり期待していなかったのですが、結果的には大収穫でした。
まず、ライスターの矍鑠とした演奏振り。最初は椅子に座っての演奏なので、「やはり、年齢なのかな?」と思いきや、奏でる音楽は変幻自在、融通無碍。各曲の楽想にぴたりと寄せる解釈はあくまで自然で心憎いほどです。それでいて決め所は身振りを含めてしっかり決めます。チェロ奏者でここまで名人芸の語り口を聴かせる人はなかなか思い浮かびません。全盛期のフルニエならかくや、と想像するしかありません。技術的なことはわかりませんが、音も透明感にあふれ、常に穏やかで、フォルティシモでも決して声高になりません。この10年ほど、某教室とのご縁でクラリネット関連の曲を聴いたり演奏したりする機会が増えました。ライスターの演奏は、レコードや生である程度知っているつもりでしたが、今回はいやというほど、その実力を再認識しました(もっともあくまで門外漢なので、専門家のご意見もできればうかがいたいところです)。

一晩でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲味わう

作成者:de-cello 作成日:木, 11/17/2011 - 00:05

仏リヨン国立歌劇場管弦楽団のチェロ奏者、津留崎直紀さんのリサイタルに行ってきました(東京文化会館)。一晩でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲が聴ける豪華なプログラムです。
30年以上、同歌劇場で演奏しているヴェテランだけに、派手な技巧や美音を売り物にするタイプではありません。各曲の特徴を的確につかんだ、手堅い演奏を展開していました。
前期、中期、後期にそれぞれ書かれたベートーヴェンのチェロ・ソナタは各期の作風がよく出ていますが、演奏もその違いが明確に浮き彫りになっていました。初期の2曲のソナタはバロック的な奏法をかなり取り入れ、中期の3番ではあくまで古典として格調高く、後期の2曲は浪漫派の先駆けとしての感情表現や様式を重視していたと思いました。野平一郎さんのピアノも見事でした。
「ベートーヴェンのチェロソナタ:もう一つの実験工房」というタイトルを持つ津留崎さん自身によるプログラムの解説も、歴史的考察に富み、読み応え十分でした。
津留崎さんのリサイタルはベートーヴェンを皮切りに、今後あと5回を予定しているので、楽しみです。
 
 

祝ホームページ刷新!

作成者:de-cello 作成日:火, 11/15/2011 - 00:34

浜管のホームページが全面的に刷新されました。担当のK田さん、S下さん、大変お疲れ様でした。
前のと比べると、すっきりスマートになり、機能的にもだいぶ充実して発展性もあるようです(技術的なことはわかりませんが)。
これからコンテンツや機能をどう充実させるか、楽しみでもあり、課題でもあります。
この夏、N島さんを加えた4人が某ファミリーレストランでホームページ強化策についていろいろ話し合いました。ホームページを考えることは、浜管について考えることでした。浜管の持ち味や課題が再確認できたことも、収穫だったと思います。
きっかけは団員募集の必要性の高まりでした。弦楽器がだいぶ寂しくなっています。雑誌にも募集記事を載せたりしましたが、若い人にも来てもらうにはやはりホームページが決め手、ということでプロジェクトが動き出したのでした。
このブログも、K田さんによるとホームページのアクセスを増やすには必要だそうです。ということで、微力ながら駄文を時折、書き連ねていくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

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